さて、昨日の午前中は、JRのイベントに出掛けてきた、と書きました。
そして、妻は、いつ産気づいてもおかしくない、という状況の中、
昨日の夕方は、名古屋市民コーラスの50周年記念定期演奏会でした。
僕は仕事の都合もあり、今年は参加していませんでしたが、
演奏会本番にはもちろん(!)聴きにいく予定をしていました。
演奏会中は連絡もとれないし、どうしようかと悩んでいたのですが、
・・・妻と相談して、産気づく兆候が全然ないから聴いてきたら?
ということになり、無事に演奏会に行ってきました。
曲目は、バッハの「マタイ受難曲」。
宗教音楽の、そして、クラシック音楽の最高峰と言われる作品で、
聖書のマタイによる福音書の聖句を中心に、
イエス・キリストが捕われ、処刑される受難の場面を描く、
およそ3時間にも及ぶ大曲です。
小学4年生のころから、20年来クラシックを愛好してきた僕にとって、
そして、13年間合唱に携わってきた僕にとっては、
このマタイ受難曲は憧れであり、一つの目標でもありました。
深い聖書理解が要求される内容でもあり、
正直、なかなか「分からない」作品でもあって、
過去2回、世界最高レベルと言われる演奏(※)を生で体験しましたが、
「よく分からない」は変わることがありませんでした。
(※ライプチィヒ・ゲヴァントハウス/ドレスデン十字架合唱団のものと、
我らが日本人、鈴木雅明さんのバッハ・コレギウム・ジャパンの2つです)
そして、昨晩は、待ち望んだ3回目のマタイ。
何より僕が大好きな大オーケストラ・大合唱(300名超!!!)。
テキストとCDでの予習も不十分とは言えまずまずできていたので、
あまり肩肘張らず、リラックスして聴こうと本番にのぞみました。
300名の合唱団は、いつになく壮観であり、
今回は少年少女合唱団も加わって、子どもたちだけが白の衣装で
舞台上に十字架を浮かび上がらせるという凝った演出もありました。
3時間にも及ぶ大曲なので、部分がどうのこうのというより、
全体を聴きとおしての印象としては、
3時間というこの時間、そして、
コンサートホールで2000人あまりの人が同時に聴くという空間、
この時間性と空間性が、キリストの受難を表現するのには
必要だったんだと深く納得する演奏でした。
3時間の到達点とも言える第68曲(終曲)を、
これほど感動的に聴けたのは昨晩が初めてで、
これまでで一番、マタイを楽しめた演奏会となりました。
合唱は要所要所のコラール(賛美歌)が素晴らしく、
受難物語の意味を解き明かしてくれましたし、
ソリストもエヴァンゲリスト(ナレーター役)を除いては素晴らしく、
これでナレーター役さえピリッとしていれば…と、
思わずにはいられない充実ぶりでした。
器楽も、独奏で活躍するフルート・チェロが圧巻で、
声楽だけではないマタイの魅力をたっぷり味わえました。
そして、指揮者の飯森範親さん。
淡々とした指揮ぶりでしたが、曲全体を見渡す視点が感じられましたし、
合唱の扱いにもたくさんの工夫がありました。
突如として表れるルフトパウゼ(一瞬の間)とか、
オルガンの通奏低音の不気味な余韻など、
ドキッとさせられる場面もあり、
ライヴでしか味わえないような雰囲気を楽しませてくれました。
というわけで、これまでのマタイ体験の中では、
一番納得できる体験となり、
すっかりマタイの魅力にとりつかれてしまった僕は、
家に帰ってからもCDを色々取り出してきては、
もう一回り全曲を聴きとおしたりして、夜更かししてました。
眠れないという妻と4時過ぎまで起きていて、
でも、子どもは7時には元気に起きてきて(笑)、
今日も楽しい1日が始まりそうです♪
それにしても、この大曲・難曲にチャレンジした名古屋市民コーラスあっての
この演奏会実現でした。
本当に感謝したいと思います!!!
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